こんにちは。日本のNFTをみんなで盛り上げて応援したい!AIにも興味深々のWeb3じいじのko_sanです。
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AIアプリのDifyについて、ノーコードで活用する方法と注意点が知りたいわ
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そんな疑問にお答えします。特にこの記事では使う前準備としての、Chat GPTのAPIを取得してDifyで使う際の注意点を解説します。
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ChatGPTの月額課金しているのに、APIが取り込めない?そんな時の解決方法を今回はお伝えします。
◾️Difyの概要
1)Difyとは
Difyは、プログラミングの知識なしで生成アプリケーションを開発できるノーコードツールです。ラグエンジンを搭載しており、関連情報の取得が可能です。また、最新のLLMを切り替えて使用することができ、オープンソースでもあります。
こちらのページから無料版を使うことができます。無料版には200メッセージまでと、作れるアプリが10の制限がついていますが、お試しには十分です。
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2)Difyの特徴
以下の特徴があります。
・ラグ(RAG)エンジン搭載:
関連情報の取得が可能で、外部のデータベースから情報を取得し、LLMのアウトプットに含めることができます。
最新LLMの切り替え: GPT4TB、3.5ターボ、クロード3のオーパス、ジェミニ、コマンドR Plusなど、オープンソースのLLMを切り替えて使用することができます。
・オープンソース:
開発者が自由に機能追加や改良を行うことができるため、透明性が高いです。
自立型エージェントの構築: ノーコードで可能で、ワークフローを作成することでタスクを自動化することができます。
3)GPTsとの違い
Difyはオープンソースなのに対して、GPTはクローズドのモデルです。
使用可能なLLM: Difyは多くのLLMを切り替えて使用することができるのに対して、GPTは一つのLLMを使用します。
DifyはAPIモデルやWeb上で使えるアプリもありますのに対して、GPTはWebのアプリ上で使用する形に限られます。
また、Difyでは自立型エージェントの構築が可能ですが、GPTではできません。
◾️LLMを作る際、ChatGPT4oを取り入れるためのOpenAIとの連携方法と、エラーが生じた際の対応
1)OpenAIとDifyを連携する方法
以下のステップで連携できます。
それぞれ解説します。
①OpenAIの公式サイトからAPIキーを取得
Open AIの公式サイトからAPIを入手することができます。
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②DifyにログインしてDifyの設定でOpenAIをモデルプロバイダーに追加
Difyにログインして、最初からアプリを作成する場合に、こちらの画面のアプリを作成する>最初から作成 を押すとこの画面になります。
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例えば、チャットボットを作成を選んで、ChatGPT4oをLLMとして使用したい場合に、先ほどコピーしたAPIキーが必要になります。
③セットアップの画面でAPIキーを入力して、OpenAIのモデルを利用できる様にする
Difyの画面の右上の自分のアバター(設定前はD)をクリックして、設定画面で「モデルプロバイダー」をクリックします。
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すると各種AIが選べる画面になるので、Open AIを選択して、先ほど取得したAPIキーを入力します。
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これで、ChatGPT4oが使えるようになるはずです。と思いきや、以下のようなエラーが出てしまいました。
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エラーの原因を調べて、なんとか対策できました。
◾️LLMを作る際、ChatGPT4oを取り入れるため、OpenAIとの連携時エラーが生じた際の対応方法
1)エラーコード 429の内容
Error code429とは、ChatGPTのAPIの無料期間が切れているための警告メッセージのようです。
ChatGPT Plusで月額20ドルの支払いをしているのですが、それとは別に、APIの使用には従量制で使った分の別料金が必要とわかりました。
2)APIの別料金の支払い方法
以下の手順で支払いをすることができます。
①Open AIのプラットフォームで設定(Limit)の画面にいく
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②下にスクロールして、「有料アカウントにアップグレードしましょう」をクリック
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③支払い金額と方法を入力:Individual(個人)を選び、支払い金額を入力します。10ドルにして、5ドルを下回ったらまた10ドルになるようにリチャージする方法を選びました。
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これは月額課金ではなく従量制で、使った分だけの使用料です。一回の使用料は1ドルより小さいので余程頻繁に使用しなければ大した金額にはならないようです。
このあとは、クレジットカードの情報や、住所氏名を入力すればOKです。これで、Errorコード429が消えてDifyにAPIが紐付けることができました。
◾️まとめ
GPTの上位互換のノーコードAIアプリ作成ツールDifyの概要と、無料版にChatGPTのAPIを取り入れる際に生じたエラーと対処方法を紹介しました。
実際にDifyで生成したアプリケーションについては別記事で紹介する予定です。