こんにちは。日本のNFTをみんなで盛り上げて応援したいWeb3じいじのko_sanです。
ChatGPTを使えば、ブログ記事でさえ、SEOに強いものを短時間に作成してくれないかしら?
そんな疑問にお答えします。そう簡単ではなさそうです
最近のAIのツールは、画像作成のStable Diffusionにしても、ChatGPTのようなチャット型で質問に答えてくれるAIにしてもその質の高さには驚くべきものがありますね。
ChatGPTというAIツールについてこちらの記事で解説しました。
ChatGPTを使えば、ブログ記事でさえ、SEOに強いものを短時間に作成してくれるのでは?と考える方も多いのではないでしょうか。私もそう思ってました。
この記事では、ChatGPT For Content and SEO?(コンテンツとSEOのためのChatGPT?)というブログ記事の内容が興味深かったので、いくつかポイントをピックアップして翻訳したものを紹介します。
マナブ氏のブログ記事で知りました。
結論としては、AIで作成したコンテンツはGoogleから見破られる可能性があるということです。ただし、補助的に使う分には問題なさそうなので、どういう風に使ったらいいのかも紹介します。
■ChatGPTについて知っておくべき6つの特徴
引用元の記事では、ChatGPTについての特徴として:
- 一般的な知識を備え、人間の脳と同じように複数のタスクに適用できる
- InstructGPTと呼ばれる大規模言語モデルが組み込まれている→人間から複雑な質問や指示に対し、長文で回答するようにトレーニングされている
があげられています。
その一方で、万能そうに見えるChatGPTでも正確さを欠くところや、ある程度の制約があるとして、以下の6つの特徴を知っておくべきとしています。
①特殊なコンテンツを避けるようにプログラムされている
②最新の出来事については回答できない
③ある種のバイアスが組み込まれている
④詳細な指示を与える必要がある
⑤ChatGPTを使ったコンテンツが特定されるか?問題
⑥見えない電子透かし
少し引用補足します。
①特殊なコンテンツを避けるようにプログラムされている
特殊なコンテンツとは、以下のような内容です。
暴力、露骨な性描写、爆発物の作り方などの有害なコンテンツに関するテキストは生成しないようにプログラムされています。
②最新の出来事については回答できない
最新の出来事はいつぐらいかというと、
2021年以降に作成されたコンテンツは認識できないことです。
これは知りませんでした。アップデートされれば、より最新のコンテンツも学習されるものと思われます。
③ある種のバイアスが組み込まれている
どんなバイアスかというと以下です:
「役に立つ」「真実である」「無害である」内容にトレーニングされている。
なるほど、そうだったのですね。
④詳細な指示を与える必要がある
「何々について教えて」といった一般的で少しぼんやりした指示だと、
同様なリクエストに対する答えは、言葉は異なっても、あたりさわりのない答えしか返ってこない
ということです。
もう少し具体的で詳細な指示をすると、期待に応えてくれる回答を得られるかも
⑤ChatGPTを使ったコンテンツが特定されるか?問題しれません。
このポイントは、ChatGPTを使って、楽して人間が作ったような記事を作れないか?
について、重要な示唆を与えてくれたところです。
AIが作成したコンテンツを検出するためのアルゴリズムの研究が長年にわたって行われてきた。
Adversarial Robustness of Neural-Statistical Features in Detection of Generative Transformersという論文が紹介されています。記事によると、
AIで生成されたことの検出を回避するように設計されたアルゴリズムを使ったとしても、いくつかの統計的手法がコンピュータにより生成されたテキストかどうかの予測に有用だった。
とのことでした。
⑥見えない電子透かし
引用記事によると:
OpenAIの研究者が、ChatGPTのようなOpenAI製品で作成されたコンテンツの検出に有用な暗号電子透かしを開発した
とあります。
電子的な透かし(ウォーターマーク)が適用されれば、AIで作ったコンテンツがすぐに検出されてしまいそうです。
一方で、こんなコメントもあります。
GPTの出力を別のAIで言い換えたら検出することはできないかも
いたちごっこ的な要素もまだあるようです。
■AIで作成した記事は、Googleのガイドライン規定に違反するのか否か?
答えは「違反する」です。
Googleのジョン・ミュラーが2022年の4月にAIにより生成されたコンテンツはGoogleのガイドライに違反すると言っています。
我々にとって、これらは、自動生成されたコンテンツのカテゴリーに入ります。ほぼ最初からWebmaster Guidelinesで規定していました。
注:注:Webmaster Guidelines: Googleの検索エンジンにWebサイトをインデックスする(表示する)ために必要なルールが書かれたガイドラインのこと。
これまで多くの人が多種多様な方法でコンテンツを自動生成してきました。我々にとっては、あなたが機械語学習ツールを使ってコンテンツを生成したなら、それは言葉をシャッフルして、同義語を調べ、人々がやっていたように翻訳のトリックを使ったことと本質的に同じです。そういう部類のものなのです。
2022年10月13日を境に名称が変更されて「Google検索の基本事項」に改名された。
■記事作成においてGoogleのガイドラインに許容される使い方とは
ではどういう使い方が、Googleのガイドラインに許容されるのでしょうか?これについてこう述べられています:
執筆者が生産的な活動ができるように、AIにはリサーチや分析などの面倒な作業を任せるようなSEOのスケーリングとして使うのがベスト。
例えば、記事を要約して、メタディスクリプション書かせるのは、Googleが特に許容される使い方。
やはりAIに丸投げで楽をしようとするよりは、あくまで補助的にツールとして活用するほうがよさそうですね。
メタディスクリプション以外に自分なりに深堀して、補助的な使い方を考えてみました。
・書きたいジャンルの記事のキーワードから検索上位記事5つから共通キーワードを抽出する
・上位5つの記事に書かれていない訴求ポイントを出してもらう
・キーワード、見出し、要約の箇条書き、誰のどんな悩みを解決したいかの骨子を入れて肉付けしてもらう
など、あくまで思いつきですが、補助としての使い方はいろいろありそうです。
■まとめ
記事の内容を要約しました。ChatGPTを上手く使えば、SEOに強い記事を短時間で作成できることを期待していましたが、世の中そんな甘くはないようです。
キーワード分析とか、上位記事分析、記事を要約してメタディスクリプションを書いてもらうといったような使い方を検討していきます。
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