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TEDからの学び:NFT、メタバースとデジタルアートの未来

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こんにちは。日本のNFTをみんなで盛り上げて応援したいko_sanです。

米国ジョージア州立大学に、ブロックチェーン学科があるのをご存じでしたか?

このTEDトークを視聴して初めて知りました。
日本ではまだNFTというと怪しいものと捉えている人が多い中で、さすがに先進国米国では大学の授業の一環として取り入れられていること自体進んでいるという感じがします。

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まだ日本語版になっていないようなので、内容のポイントをまとめました。また初めてのNFTを考えている方の基本のきとしてこちらの記事でもNFTの基礎知識について詳しく紹介しています。

目次

■TED Talkの内容

●NFTってなに?

・2021年3月にビープルというアーティストのデジタルアートが69億ドル相当の仮想通貨で落札された。
・これほど高額でなくても、手の届く値段で買えるデジタルアートが多くのアーティストによって創られている。
・インターネットが巨大コピーマシンと化し、仲介者がロイヤリティーももらえないクリエーターやアーティストよりも多くを搾取する時代は終わりつつある。
・音楽、動画、画像、テキストなどのオリジナルであることや、所有権が保証される新しい自動化されたツール:それがNFT。
・みんながそれぞれ独自のデータを所有できるようになった。
オンラインでいかに価値が創造され、デジタルな労働がマネタイズできるのか革命的。
・NFTとは:デジタルファイルの所有権が証明できる、恒久的なトラッキングデバイス
 例:あなたのペットが逃げ出したときにもあなたのペットであることを証明できるようにチップを埋め込むみたいなもの
・現実世界では人や絵画やペットなどそれぞれがユニークな存在で交換できないものが多い。
・お金やBitcoinなどの仮想通貨は交換可能。
・ベースとなるのはブロックチェーン技術で、デジタル通貨の偽造、ハッキングを防ぐしくみ。銀行のような、取引を検証するための中央集権的な組織を不要にする。
・同様にNFTの所有権の記録も、数百万のコンピュータにより、全てのコンテンツの独自性と取引記録をネット上のデータベースで維持。

NFTを説明するのに色々なたとえが用いられています。大谷選手のサイン入り第1号ホームランボールとかあります。
このペットのたとえは、「電子的な所有権の証明」という意味ではとても分かりやすくて、なるほどと思いました。

●NFTの特徴は?

・ブロックチェーン技術によって、全てのコンテンツの独自性と取引記録が維持されている
・ブローカーや仲介業者、GAFAMのようなソーシャルメディアプラットフォーム
 ではなく、クリエーターにより多くの配分がされるようになる
・メタバース上のアバター専用のスニーカーや服として使えて販売もできる
・転売される毎にロイヤリティーがクリエーターに入る仕組みがある
・売買などの取引に、銀行などの中央集権組織は不要で、個人同士で取引ができる

●どうやってNFTにするの

・音楽、動画、画像、テキストなどのデジタルファイルをデジタル作品専用のマーケットプレイスで「mint」する。
・mint=ブロックチェーン上のトークンとして登録する。
・電子署名、タイムスタンプ、転売時のルールなどが含まれてブロックチェーン上に刻まれる。
 →唯一無二のデジタル作品のNFTのできあがり!
・mintできれば、あとは売りに出せる。
 売りに出したことをコミュニティの仲間に知らせることができる。

mint(ミント)という言葉は、プレセールなどで、NFTをゲットするという意味ぐらいに捉えていましたが、ブロックチェーン上のトークンとして登録することなんだと、より正しい意味で理解ができました。

●NFTで何ができるの

・NFTで、誰しもが、売り手に仲介業者を通さずに、作品を売ることができる
・将来の取引分も含めてロイヤリティ収入を得ることができる。
・仮想空間のアバターとしての人間に3Dの物や服を売ることができる

ここでは、NFTで何ができるかについては、時間の関係もあるせいかアートや仮想空間でのグッズの例の紹介にとどまっています。

これはほんの1例にすぎません。実際は、まだまだ開拓されていない無限の活用の仕方があります。

例えば、CNP(Crypto Ninja Partners)というNFTの例では以下があります。

・ゲーム用アイテム
・スマホアプリ
・ふるさと納税
・コミュニティーの会員権
・クラウドファンディング
・アニメーション

その他にも、開発中のプロジェクトが登場する予定です。

■TED Talkで印象に残ったポイント

特に以下が印象に残り、理解が深まりました。

・NFTを説明する時のたとえとして、唯一無二の存在である愛犬のペットにチップが埋め込まれた例がわかりやすい
・NFTを作成する時の「mint(ミント)」の意味は、ブロックチェーン上のトークンとして登録することである。
・ミントする際に、電子署名、タイムスタンプ、転売時のルールなどが含まれてブロックチェーン上に刻まれる

■プレゼンターについて

Elizabeth Stricker
エリザベス・ストリッカー
ジョージア州立大学のCreative Industries Blockchain Labの創設ディレクター
ジョージア州立大学のメディア起業家精神のディレクター。
学部生と大学院生にメディアイノベーションを教え、メジャーレーベルや文化的アイコンと協力してweb 3とブロックチェーン/nft戦略を構築中。
彼女の2021年4月のTEDxでの講演をはじめ、定期的にこのトピックについて発表している。
ビジネススクールと芸術科学大学の両方でアカデミックな地位に就いており、研究イノベーションと教育のXRのために複数の助成金を受けている。
彼女の目標は、他の人々がビジネスを立ち上げ、没入型の物語を伝え、より強力な文化経済を構築するのを支援すること。哲学の学士号、コンピューターサイエンスの学士号、デジタル映画製作と芸術の修士号を持つ。

■まとめ

ジョージア州立大学のCreative Industries Blockchain Labの創設ディレクターであるエリザベス・ストリッカー氏のNFTについてのTEDTalkの内容をまとめました。

日本ではまだ怪しいものや未知のものとしてとらえられている部分がありますが、米国ではしっかりと大学の授業になっていること、TEDトークで取り上げられるぐらい身近なものになっていることに感心しました。

多くの日本人に視聴してほしい内容です。

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