こんにちは。日本のNFTをみんなで盛り上げて応援したいWeb3じいじのko_sanです。
トークノミクス(トークンエコノミー)って何?わかりやすく説明してほしい
JoeさんとSeiyaさんのYoutube動画がわかりやすいので、その内容をまとめました。参考になります。
トークノミクス(トークンエコノミー)という言葉をご存知でしょうか?私は聞いた事はありましたが、中身を理解していませんでした。
最近、投資家のJoeさんとDAO Launch のSeiyaさんのYoutube動画「仮想通貨投資家は必見!トークンエコノミーについて」という動画を見てとても参考になったので、内容をまとめて起きます。
■Youtube動画「仮想通貨投資家は必見!トークンエコノミーについて」
トークンとは、NFTを含めたあらゆる仮想通貨のことですが、こちらの動画はトークノミクス(=トークンエコノミー)について理解をしておく必要性についてわかりやすく解説していました。
忘備録として内容のポイントをまとめておきました。
これから仮想通貨に投資をしたい人にとってプロジェクトが投資する価値があるのかどうかの見極めになぜトークノミクスを知っておく必要があるのかという話です。
お二人の略歴です:
Joeさん:自己紹介(Youtube概要欄より引用)
●米系証券会社でヘッジファンドトレーダーとしてキャリアをスタート
●株・債券・為替・仮想通貨・不動産を対象に投資運用
●不動産ファンドでの業務や米投資銀行にて企業買収(M&A)業務にも従事
●海外生活合計10年超えで、現在も海外在住
Seiyaさん
中央大学法学部卒、サビトリバイ プーレ プネー大学修士Economics
DAO Launch リードインベスター
■Tokenomics(トークンエコノミー)とは
1)定義
・言葉の定義:トークンとエコノミクスをかけたもの
・一般的な定義:ネットワーク参加者のインセンティブを調整するためのツール
・Seiya氏の理解:トークンの需要曲線や供給曲線を動かす要素
2)トークノミクスで得られる情報
・トークンをどう絡めた事業内容なのか:
時価総額、将来の売り圧力・買い圧力を判断する項目等
・理解しておかないと損をする可能性が高い→最低限のDYOR(Do Your Own Research:自分で調べる)が必要。 初心者がカモにされる確率が高い。
■Tokenomics(トークノミクス)を見たらわかること(供給)
トークノミクスを見たらわかることのポイント。クリプトのプロジェクトに投資をする上で最低限の条件であり、以下がわかるようになる。
・実現性のないスキャムプロジェクトを見分ける
・トークンが他の投資家から売られるタイミングを判断できる
・将来の需要を予測できるようになる
1)トークンの売り圧を事前に知ることができる
・売り圧に関係する項目(事前に目を通しておくべき)は以下
インフレ・デフレ
バーン
アロケーション
ベスティング
クリフ(ロックアップ)
バーン
売り圧上昇→トークンの価格が下がる。
例1: 売り圧が上がるイベントを事前に確認しておく
大量に市場に出回る直前に購入してしまうと、大損するケースにつながる。
例2: 使用用途はあるが、資産価値のないトークン(ゲームトークン等)に長期目的で投資をして結局価値が下落するケースもある。
・インフレトークン:発行上限がないもの 例 Etherium
・デフレトークン :発行上限があるもの 例 Bitcoin (供給量の90%以上は流通している)
デフレトークンは量が限られているので資産価格が上がりやすい
Ethereum はバーンメカニズムを持っているので、供給量を制限して売り圧を抑制する取り組みを行っている。
2)プロジェクトの意図が理解できる
TGとはトークンを最初に発行するイベント。Token generated event. Uniswapや取引所やDexに乗っけて交換ができるようにするイベント。
例 VC ( Insiders)をたくさん入れているプロジェクトとそうでないプロジェクトがある。
レイヤーに対するアロケーションの円グラフ
Youtube動画より引用
Solana、BinanceなどはVcの人にトークンを渡している。
*レイヤー1とは、Bitcoin、BNB Chain、Ethereumなどのベースネットワークと、その基盤となるインフラストラクチャ
3)VCからの支援を受けられるかがわかる
Advisor, Partner, InvestorというどのVCから投資をもらったかもトークノミクスに記載されている。
フリーラーダーと呼ばれる投資をした後に何もしないVCではなく、積極的に行動してくれるVCが入っていると安心できる。誰に投資されたかというのは極めて重要な要素。
ベスティング期間:いつのタイミングで投資家にどのぐらいのトークンを付与するかという約束の期間。
■Tokenomics(トークノミクス)を見たらわかること(需要)
1)トークンの買い圧がわかる
トークンの使用用途:投資需要、ガバナンス、担保などの情報
例 P2Eの Axie Infinityプロジェクト内トークン
AXS:ガバナンストークン コミュニティのガバナンスに関わるトークン
SLP: ゲームトークン ゲームをすればもらえるトークンなので売り圧が上がる
リターンを狙って投資をするならガバナンストークンの方
2)伸びるプロジェクトをトークンの需要を考慮して考察できる
例 Defiでの値 TVL(Total Value Locked)
プロジェクトの需要があるかを調べる際に役立つ指標
Defi Llamaというツールで確認できる。
3)ポンジスキームのような中身のないプロジェクトが判断できる
最初に資金だけ集めて、なんの収益も生み出せないプロジェクトの判断ができるようになる。
P2Eのプロジェクトにそういうプロジェクトが多い。
どこから捻出するのか、NFTのプロジェクトでもありがち。収益の生み出し方がサステナブルであるべき。そこのレベニューモデルが明確に説明されているところをみるべき。
開発状況、プロジェクトメンバー、コミュニティ、
■Tokenomics(トークノミクス)の勉強方法
- 用語を理解して、スタートアップの最新のものをみる。
- Cryptrankで直近のIDO、IEOプロジェクトを見ること。
- UniswapとかCurve などのホワイトペーパーをみておくと勉強になる。
今まで勉強不足だったので、この機会に内容を調べてDYORしたいと思います。
■まとめ
トークノミクス(=トークンエコノミー)について、言葉の定義とその中身について、JoeさんとSeiyaさんのYoutube動画の内容をまとめておきました。
参考になれば嬉しいです。