こんにちは、ko_sanです。
Web3.0時代の新しい分散型のDmailをご存知でしょうか?
「聞いたことはあるけど、どんなものなのか知りたい」「初めて聞くけど、興味ある」「どうやってドメインアカウントを取得したらいいのか具体的手順を知りたい」
こういった疑問にお答えします。
Dmailについてはお友達の紹介から、イケハヤさんの動画で知りました。この動画にもDmailとはどんなもので、どうやってNFTドメインアカウントを取得したらいいか説明されていますが、一部初心者にはわかりにくいところもありました。
この記事では、実際にNFTドメインを取得してみたので、私のような初心者でも迷わずに取得する方法を具体的に画像を交えて解説します。
■Web3.0時代の分散型Dmailとは?
こちらの公式サイト(英語)によると、Dmailについて以下のように説明されています。
分散型ストレージとプライバシー保護を実現するエンジンとしてDfinityを利用することで、DmailはNFTドメインアカウントでユーザーIDとユーザー権利を識別し、情報、資産、ストレージ、およびDApp間の接続を確立します。Dmailは、データの障壁を取り除き、Web3.0時代の最も重要な対話ツールになるよう努めています。
Dmailを取得するには仮想通貨が必要です。日本の口座開設がまだの方はコインチェックがおすすめです。
と言われてもDiffinityって何?、Dappとは?など、見慣れない言葉があるので、意味を解説しておきます。
①Diffinityとは
Diffinityとは、こちらの記事にわかりやすく説明されているので、引用します。
DFINITYは、ブロックチェーンを使って分散型のクラウドコンピューティングプラットフォームを提供しようというプロジェクトです。分散型のAWS(Amazon Web Services)とそのプロトコルと考えるとわかりやすいでしょう。AWSもサーバーは世界中に分散していますが、オペレーターはAmazonという一企業です。DFINITYでは世界中の独立したデータセンターを横断的にICP(Inter Computer Protocol)というプロトコルで一つのコンピュータ、インターネットコンピュータに見たてて扱います。
ひとつの巨大企業が統括するサーバーではなくて、分散型のプラットフォームであるとのイメージがあるていどつかめました。
②Dappとは
Dappという言葉は聞いたことがある方も多いかもしれません。分散型のアプリというイメージはありました。
ブロックチェーン技術を活用した非中央集権型すなわち分散型のスマートフォンやノートPCのアプリです。
プレイツーアーンとして有名な、アクシーインフィニティなどのブロックチェーンゲームや分散型金融であるDefiもDappの一種と見られている様です。
③NFTドメインとは
ブロックチェーンドメインとも言われ、暗号通貨の送信が簡単にできるドメイン(住所みたいなもの)です。通常は暗号通貨を送るときには、ウォレットのアドレス
で26~42文字の英数字が必要ですが、それをメールアドレスの様な分かりやすい表記で管理できるものです。
ということで、Dmailは、GAFAMなどの巨大企業が管理するプラットフォームではなくて、ブロックチェーン技術を使ったDifinityという分散型のプラットフォーム上で利用できるメールシステムと言えます。さらにNFTドメインアカウントとなることで、Dmailを使って暗号通貨のやりとりができるというメリットもあります。
つまり、巨大企業に個人情報が握られることのない、安心安全なメールシステムと言えそうです。ドメインがNFTになっているというのは面白いですね。
■Web3.0時代の分散型IDmailのNFTドメイン取得方法と手順について
以下の手順で取得できます。
①事前準備として、USDTをメタマスクウォレットに入れておく。
②公式サイトのプリセールのページで4~7文字のメールアドレスの候補の文字を入力して、使えるかどうかを確認する。
③メタマスクWalletを接続し、1アドレスについて9.99USDT + 手数料を支払う(7文字の場合。文字数が少なくなると値段がアップするので注意)
④Plug WalletというGoogleChrome拡張機能アプリをインストールする。
GReceive NFT (NFTを受け取る)画面になるので、53文字のプリンシパルIDを入力して「Confirm(確認)」ボタンを押す。
詳しく画像付きで解説します。
①事前準備として、USDTをメタマスクウォレットに入れておく。
メタマスクの使い方についてはここでは長くなるので解説しませんので、ググって調べて下さい。
メタマスクウォレットににUSDTを入れるには、既に入っている仮想通貨(ETHなど)をメタマスクのスワップ機能でUSDTに替える方法と、海外の取引所から送金する方法があります。
前者のスワップ機能を使ってやろうとしましたが、0.014ETH(約43.73USTD、日本円で5300円ぐらい)をスワップするのに手数料が21.5USDT(日本円で2600円ぐらい)もかかるのがわかりました。ちょっと高すぎです。
そこで、海外取引所からUSDTをメタマスクに送付する方法の後者を選びました。結局この方法での手数料は10USTD(約1200円)でした。コインをUSDTにして、チェーンをERC20(イーサリアム)にし、数量を選ぶと、手数料は10USDTでした(約1200円ぐらい)。
ちなみにNETを初めて購入したこちらの記事で、ETHをガス代(手数料)無しでスワップできたDfynというサイトがあり、使えないかと思いましたが、こちらはポリゴンチェーンで、今回はイーサリアムチェーンなので使えなさそうということがわかりました。
海外の取引所でメタマスクのアドレスに出金手続きをすると、約30分ほどで、メタマスクに入金されます。
今回USDTは初めてメタマスクに入金した通貨なので、その場合はインポートする処理が必要でした。
これは簡単でUSDTの残高が表示されたら、「トークンをインポート」のボタンを押すだけです。
②公式サイトのプリセールのページで4~7文字のメールアドレスの候補の文字を入力し
て、使えるかどうかを確認する。
メタマスクにUSDTが入金できたところで、公式サイトのプリセールのSearchに取得したいメールアドレスのキャラクターを入力します。
4~7文字の英数字を入れると、まだこの文字列がアドレスとして使われていなければ、このような画面になって、いったんこのアドレスがロックされて、支払い画面になります。
6文字で入力したところ、なんと29.99USDT(約3660円)でした。7文字で9.99USDTと聞いていたので、1文字少ないだけで、値段が3倍になっているのに驚きです。
あわてて、前の画面にもどって、7文字のアドレスを入力しました。今度は上の画像の様に9.99USDTになっています。これでオレンジ色の「Confirm」ボタンを押しました。
③メタマスクWalletを接続し、1アドレスについて9.99USDT + 手数料を支払う
そうすると、メタマスクかPlugというウォレットかに接続するようにという画面になります。メタマスクを選んで、画面に従ってメタマスクに接続>署名>確認
とボタンを押して支払い完了です。
このような画面になります。もう一つNFTとしてのDmailのドメインアドレスを受け取る手続きが必要です。
Plug WalletというアプリのインストールとプリンシパルIDの入力です。
④Plug WalletというGoogleChrome拡張機能アプリをインストールする
GoogleChromeの拡張機能としてインストールします。
パスワードを決めて入力することで使えるようになります。ただし、ウォレットとして使うようなので、PCを機種変更したときのなどための、シードフレーズ(秘密鍵)が表示されます。
クリップボードにコピーして別のファイルに保存するか、手書きでバックアップとして保存しておく必要があります。
それができたら、Plug Walletが使えるようになります。NFTを受け取るための、53文字のプリンシパルIDを見るには、拡張機能のアイコンから以下の様に、MyAccountの鉛筆マークをクリックすることで、このIDがコピーできるようになります。
⑥Receive NFT (NFTを受け取る)画面になるので、53文字のプリンシパルIDを入力して「Confirm(確認)」ボタンを押す
Dmailの画面に戻って、ReceiveNETボタンを押すと、こちらの画面になるのでコピーした53文字のプリンシパルIDを入力して「Confirm (確認)」ボタンを押すことで完了です。このようになりました。
■まとめ
Web3.0時代のNFTドメインアカウントを取得して利用できる新しいメールサービスDmailに
ついてアドレスの取得手順について紹介しました。
ブロックチェーンやWeb3.0のテクノロジーを肌で感じることができるシステムで、今後発展が期待できます。