こんにちは、ko_sanです。
最近新しいゲーム形態として話題のPlay-to-Earn(プレイ・トゥ・アーン(P2E))という言葉があります。
ブロックチェーンとNFTに関わるもので、ゲームをしながらお金を稼ぐことができるゲームで東南アジアを中心に若者の間で人気が高まっているようです。
ゲームをするだけでなくて、スカラーシップと呼ばれる制度でアフリカの貧しい若者を支援する活動をされている方もおられます。
この記事では、Play-to-Earn(プレイトゥアーン)とはどんなものなのか、最近の日本での事例も含めてまとめたので紹介します。
■プレイトゥアーン(P2E)とは?
一言でいうと:
「プレイヤーが現実世界で使える報酬をゲットできるブロックチェーン上のビデオゲーム」
です。
その中ではNFT (Non-fungible token) を使います。
ブロックチェーンとは書き換えができないネット上の台帳のことで、その上でプログラムも動くしくみになっています。
NFTとブロックチェーンについて詳しい情報はこちらの記事を参照ください。
プレイトゥアーン(P2E)のゲームの中で最大規模となっているのが、Axie Infinity (アクシーインフィニティ)と呼ばれるものです。
ポケモンのようなモンスター同士が戦うゲームで2018年に、Sky Mavisからリリースされました。
それぞれのアクシーはNFTで構成されていて、それぞれユニークな強みと弱みを持ってい
ます。
プレーヤーは、個々のアクシーを使って冒険したり、戦ったり、育てたりすることができます。
戦うことで、プレーヤーはSLPと呼ばれる仮想のトークンをゲットすることで、報酬となるわけです。
こちらの記事によると、フィリピンとインドネシアで人気をあつめて、若者は家族をサポートする目的でこのゲームをプレイしながら稼いでいるそうです。
■プレイトゥアーン(P2E)のスカラーシップとは
ブロックチェーンのゲームで稼ぐ時にP2Eシステムの中でスカラーシップ制度というのがあります。
P2Eを始めるために、たとえばアクシーインフィニティでは、ゲームのキャラを最初に3匹揃える必要があって、それには初期投資が数万〜数十万円かかります。
そのためゲームスキルがあって始めたいのに、最初の資金がないというハードルを解決するための制度です。
オーナーはプレイヤーを募集してそのハードルを下げてゲームを始めるための準備資金を与えます。
プレイヤーは、その資金でゲームを開始し、ゲームでゲットした報酬の一部をオーナーに支払うような仕組みになっています。オーナーの取り分の5割から7割だそうです。
■日本でのプレイトゥアーン(P2E)の最近のトピック
日本のインフルエンサーの1人イケハヤさんは、日本でのNFTの第一人者の1人と言っても過言ではない存在ですが、2021年秋に「CryptoNinja(クリプトニンジャ)」というNFTを発行されています。
最近のニュースでクリプトニンジャの対戦型ゲームなどが、春から夏にかけて3つのプレー・トゥー・アーン型のゲームの提供が開始されるという話題が日経電子版に発表になりました。
まだ法整備の課題はあるようですが、今後国内でも広がっていきそうです。
もう1つ、エイズ孤児支援NGO、PLASの代表である門田瑠衣子さんもNFTとアクシーのプレイトゥアーンのスカラーシップ制度を活用されて、アフリカの若者を支援する活動をされています。
オーナーとなって得られた収益は全額支援に回しているそうです。
この活動が広がって、多くのアフリカの若者の支援につながるといいですね。
■まとめ
ブロックチェーンゲーム上でプレイしながら稼ぐ新しい仕組みのプレイ・トゥ・アーン(P2E)についての中身と日本での状況を紹介しました。
参考になれば嬉しいです。
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